こんにちは。ワタナベです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
DHAって「頭が良くなる」とか聞いたりしますが実際どんな効果があるんでしょうか。
もっとたくさん良い効果があったら良いですよね。
今回は、DHAの効果についてご紹介します。
そもそもDHAとは?
DHAの正式名称はDocosahexaenoic Acid=「ドコサヘキサエン酸」と言います。
また、DHAは脂肪酸の中でも高度不飽和脂肪酸に分類される脂肪酸です。
さらに高度不飽和脂肪酸の中でもオメガ3系脂肪酸に分類されます。
なぜDHAはお魚に多いのか
DHAというのは、同じくオメガ3系のα-リノレン酸という脂肪酸が体内で変換されDHAになります。
このα-リノレン酸は植物性プランクトンに多く含まれます。
この植物性プランクトンが魚に捕食され、結果として魚の体内にDHAが多く含まれるというロジックなんだそうです。
今ではDHAよりもオメガ3の方が注目を浴びてますね。
ではDHAの効果とは?
ではDHAにはどのような効果があるのでしょうか。
期待できる効果について結論から先に列挙すると、
- 学習機能の向上
- アレルギー反応抑制
- 視力回復
- 血液サラサラ
では上記の期待できる点を解説していきます。
学習機能の向上
脳の中で学習能力、記憶力をつかさどっているのが海馬(かいば)と言われる部分で、大量にDHAが含まれる部分となります。
またDHAは細胞を柔らかくする効果があるので、この海馬に栄養と酸素を送り届ける助けをしてくれます。
さらに神経伝達物質の働きを活性化させることにより、シナプスの伝達能力が向上すると言われています。
この作用によりDHAによって記憶力が良くなると言われています。
もしかすると統計上も魚の摂取量と学校の成績に相関があるかもしれませんね。
Y型迷路による記憶試験におけるラットの行動に及ぼす食餌性脂質の作用
1989年にラットを使った研究が実施されています。
Y字になった迷路で正しく餌に到達できるかどうか試験をしました。
片方のラットにはDHAを食べさせ、もう一方のラットにはサフラワー油を食べさせて結果を比べました。
その結果、明らかにDHAを食べたラットの方が試験回数を繰り返すほどに正答率が高くなることが分かりました。
母乳摂取による知能指数IQにおよぼす影響2グループ間における 7.5~8 歳時の IQ比較
1992年の研究では母乳か粉ミルクかで知能指数に影響が出るかどうかの試験がなされています。
母乳にはDHAが含まれています。
この研究では赤ちゃんを2グループに分け、片方のグループはDHAを含まない粉ミルクを飲ませ、もう片方のグループは母乳を飲ませました。
その8年後、7.5歳~8歳の子供たちの言語能力、行動能力、IQを計測したところ、いずれの項目でも母乳で育った子供たちの方が数値が高いという結果が出ました。
ただ、個人的に思うのは、この研究の差はDHAだけではないと思います。
お母さんとのスキンシップや母乳に含まれるDHA以外の成分(粉ミルクとの差分)など様々な条件が違うと思います。
ただ、DHAの差は明らかなので一定参考にはなると思います。
アレルギー反応抑制
アレルギー反応を促進する酵素としてシクロオキシゲナーゼという酵素があります。
DHAはこの酵素を阻害する働きがあるんだそうです。
またグリーンランド先住民であるイヌイットは乾癬、甲状腺中毒症、気管支喘息などの自己免疫性疾患やアレルギー性疾患が少なかったそうです。
視力回復
ある研究ではDHA入りのパンを小学生に食べさせたところ、視力が回復したという報告もあるそうです。
また網膜に含まれる脂肪酸の40%はDHAであることもわかっているそうです。
血液サラサラ
DHAは血管の壁の細胞膜を柔らかくしてくれる作用があるんだそうです。
また、赤血球の細胞膜も柔らかくしてくれるため、これらの作用が相まって血流を良くし、血液さらさらの状態を作ってくれるんだそうです。
その他の効果
ネット上から情報をかき集めるとそのほかにこんな効果があるようです。
- 精神を安定させる
- ストレス緩和
- アトピー性皮膚炎
- コレステロールの低下
- うつ改善
- 正常な血圧の維持
これだけ効果があるならぜひDHAは摂取したいですね。
さいごに
DHAのサプリは世の中にたくさんありますし、これだけ効果が研究によって示されているのであればぜひ取りたい栄養素ですね。
個人的には、学習能力、アレルギーの抑制あたりの効果が魅力的かなと思います。
私花粉症なので・・・。
DHAを摂って花粉症が改善されたらめちゃくちゃうれしいです。
みなさんもDHAを適量取って健康になりましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました。